私は、2016昨年秋から、空陸両性マイラーとしてマイルを貯めてます。
2016年末に何度かいわゆる修行をし、ANAのプラチナステイタスを得ました。
プラチナ体験がしたくて、スティタスを得てすぐに有償の航空券を購入し、ドイツ・イタリア旅行にも出かけました。もちろん個人手配の海外旅行です。
マイラー活動でマイルを貯めて特典航空券を取るということは、必然的に宿や現地移動も全て個人手配の海外旅行。
てるみくらぶの一件もあって、個人手配での海外旅行って意外としていない方が多いのかなぁ、と思い、参考に、先日行ってきた私の個人手配の海外旅行について綴っています。
前回はホテル手配実例。
今回は、現地交通手配について。
1 全体行程と現地交通手配
泊まるホテルを手配した後は、全体行程を決め、現地交通を手配します。
どうしても行きたい所、やりたい事などをピックアップし、全体行程をあらあら決めます。特に、事前予約必須の美術館などはチェックしておきます。
ちなみに私は、現地で追い立てられるような旅行はイヤなので、予定の詰め込みは絶対にしません。泊まるホテルもなるべく少なくします。何泊か滞在して、身軽に近隣観光地などに出かける方が断然ラクなので。ゴロゴロスーツケースを引いての移動も極力避けます。
全体行程をあらあら決めたら、滞在都市間の移動手段を決めます。ヨーロッパなら鉄道がいいでしょう。出発駅と到着駅をしっかりと確認しましょう。
2 ヨーロッパの高速列車の手配
ヨーロッパであれば、Rail Europe(レイルヨーロッパ)という鉄道乗車券の予約ができる総合予約サイトがあります。都市間の移動に使えるヨーロッパ中の列車を日本語で検索し、予約できるのでとっても便利です。
日本語での問い合わせにも対応しているので、めちゃくちゃ安心で、予約に不安はありません。海外個人旅行に不安がある方にはおすすめです。
クラスや座席指定など、細かい指定はできない場合もありますが、安心感は絶大。
ちなみに私の先日の欧州旅行では、イタリア国内移動は、イタリアの国鉄にあたるトレニタリアの高速列車フィレッチャロッサと私鉄の高速列車イタロを利用しました。
例によってワガママな私。高速列車でも、当然に細かなクラス指定や座席指定がしたいのです。ということで、トレニタリアもイタロも、各社のサイトに登録し、直接予約発券を行いました。トレニタリアは日本語対応(ちょっと怪しいけど)してますし、イタロも英語対応しているので、イタリア語が分からなくても大丈夫。
ちなみに英語サイトでも、予約発券で必要な単語は、せいぜい「continue(続ける!)」とか「buy(買う!)」とかくらいの中学英語(笑)なので、義務教育で英語をやってきた普通の日本人なら、ほとんど困りません。どうしても不安なら、yahoo翻訳に英文をコピペして翻訳すればOK。へんな日本語訳でも、だいたいの意味は理解できます。
それすら面倒なら、スマホに神アプリ「google翻訳」を入れ、カメラを画面に向けましょう。ドラえもんの近未来の世界が体験できます(笑)
ということで、各社サイトから直接予約をすれば、乗る列車の号車、クラス(1等2等など)、座席番号など、ほぼすべて選べます。そのうえ、早めに予約すれば、価格も日本では考えられないくらい安いのです。これぞ個人手配旅行の醍醐味。
3 高速列車手配の実例(トレニタリア)
先日の欧州旅行では、ローマ〜ミラノ間は、最高時速300kmのトレニタリアの高速列車フレッチャロッサを利用しました。
トレニタリアの予約サイト(日本語ページあり)で私が予約したのは、4クラスあるうちの上から2番目、ビジネスクラスでローマ〜ミラノ間を移動(3時間)する乗車券。なんと2人で122ユーロ。早めに予約するとめっちゃ安いんです。シートは革製でめっちゃ大きくてゆったり、立派なテーブル付き。ちょっと愛想の悪いアテンダントが車内で飲み物やコーヒー、スナックのオーダーを聞き、サービスしてくれるという至れり尽くせりぶり。
ネットで申し込めば、その時のレートで、クレジットカード決済され、すぐにメールで予約番号やQRコード入りのチケットが添付されて送られてきます。
現地では、それを見せるだけ。タブレットでチケット画面を見せてもいいらしいのですが、私は一応紙に打ち出して持って行きました。
それを駅の改札(らしきもの)や、車内検札のおっちゃんに見せるだけです。超楽チン。
ビジネスクラスは、2列−1列の配置。広々でしょ♪
ローマテルミニ駅で買ったホカホカのパニーニとカプチーノを持って乗り込みます。
ローマテルミニ駅を出発して2時間55分ノンストップでミラノ中央駅です。
ゆったりとした車内や流れる景色は日本のそれとは違い、まさに「世界の車窓から」の世界。旅情を誘います。列車移動って素敵です。
4 高速列車手配の実例(イタロ)
先日の欧州旅行では、ローマ滞在中、ナポリやフィレンツェに日帰りで出かけました。イタロを使ったのは、ローマ〜フィレンツェ間の移動。
イタロの予約サイトで私が予約したのは、4クラスあるうちの一番下のSmartというクラス。乗車時間1時間32分なので十分かなと。
早めに予約すれば、2人で片道35.8ユーロ。日本円でだいたい4,000〜4,500円程度とお安い。トレニタリアと一緒で、ネットで予約すれば、その時のレートでクレジット決済。メールでチケットが送られてくるので、それを表示し、紙に打ち出して持って行き、駅や車内で見せるだけ。
ちなみにイタロは予約サイトもメールも、イタリア語か英語になりますが、英語であっても特段問題ありません。
BUY TICKET チケット購入 Where do you go? どこ行くん?
From 出発駅 To 行き先駅
Depart Date 出発日 Return Date 帰る日
とまあ、いちいち解説するのもアホらしいくらいの単語しか使いませんのでご安心を。
さて、車内はというと、一番下のクラスとはいえ、シートの大きさは欧米人サイズで至って快適。1時間半なんてあっという間です。
ということで、近くの都市への移動は、2等車両が、安くて良いですね。それと、現地の人たちもたくさん乗っていて、ワイワイガヤガヤと地元らしさを感じられます。
5 高速列車手配のまとめ
私の欧州旅行の現地交通手配の一部を実例としてまとめてみました。
EU内移動は飛行機もいいのですが、列車もいいですよね。旅って感じで。
自由に列車やクラス、座席などを選べて、なおかつ、かなり安い。個人手配旅行ならではだと思いませんか?
ただし、事前の認識として、現地の都市間移動で列車を利用するなら、
日本と違い、何番線に列車が入るか、ぎりぎりまで決まらないので、駅の電光掲示板で列車番号や出発時間を照らし合わせて、自分自身で確認して乗車する必要があること
駅はスリなど、変な人もいるので、自分の荷物から手を離さない、ぼーっとしないこと(慣れれば、スリっぽい人は分かります)
くらいの心構えは必要です。念のため。
加えて、鉄道切符の手配は自己責任。メールで送られてくる英語のメッセージを自力で理解する力は必要です。
面倒だなー、ハードル高いなーと思われるなら、やはり日本語でのサポートもある「レイルヨーロッパ」がおすすめ。海外の鉄道切符を日本語で手配できる安心感は半端ないです。細かい座席指定等は多少不便でも、価格はほぼ同じですしね。
昨年秋から空陸両性マイラーとして活動している私。
おっかなびっくり初めてポイントサイトに登録し、マイラーデビューした日から半年余り。ポイントサイト案件を中心に活動を繰り広げ、秋には夫婦でビジネスクラスでヨーロッパ旅行できるくらいは貯まる見込み。
少しの勉強と、少しの勇気、少しの手間。それだけです。
実は仕事が結構忙しくて、それほどマメに色んな案件をこなていせません。それでも、夫婦でビジネスクラスでヨーロッパ相当のマイルが貯まるのですから、背中を押してくれた先輩マイラーさんには感謝です。
私が現在愛用するポイントサイトは、ハピタス、ちょびリッチ、.money の3つだけ。
さあ、マイラー活動頑張って、現地での列車移動ありのオープンジョーの特典航空券を獲得し、素敵な旅に出ましょう!!!
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