2016年秋にマイラーデビューした初心者マイラーの私の目標は、貯めたマイルで、ANAヨーロッパ路線のビジネスクラス往復の特典航空券を獲得し、夫婦でゆったりヨーロッパ旅行をすること。・・・でした。
まずは1年くらいでヨーロッパ往復2人分のマイルが貯めるぞ!という目的で頑張っていましたが、思いのほか早くマイルがたまり、2017年夏休みに欧州旅行を計画することに。
で、行ってきましたヨーロッパ旅行。成り行きでビジネスクラスで。
まさか空陸両性マイラー生活1年未満でビジネスクラスでヨーロッパ旅行が実現するなんて思ってもみませんでした。
↑ラウンジでのんびりしすぎてエコノミーの搭乗が終わる頃に搭乗口に到着。いそいそと運命の分かれ道体験を、と思ったら、ビジネスクラス方面のボーディングブリッジは既に閉じられ、運命の分かれ道を経験できず…。
実は出発まで結構色々ありまして、特典航空券手配の顛末を綴ってみます。
特典航空券 最初の発券(エコノミークラス)
夏に特典航空券でヨーロッパ行こう!と決心した私。初めてANAマイルを使って特典航空券を発券するべく毎日ANAのサイトで行程を検討。
前回の欧州旅行で行ったドイツミュンヘンが結構良かったので、ドイツIN-OUTでのドイツ周遊旅行を考えました。「鉄道の旅がしたい!ビール飲めるところ行きたい!!」っていうダンナの声が横から聞こえてきますし。
実は、旅行を思い立ったのが5月末。
それからANAサイトで押さえたのがフランクフルトIN-ミュンヘンOUTのエコノミー特典航空券。もちろん搭乗24時間前にプレミアムエコノミーに変更することが前提です。
必要マイル数は11万マイル。サーチャージ等手数料は、2人で約51,000円。たった5万円でヨーロッパですよ!
地球の歩き方ドイツを買い、ドイツ鉄道の旅に思いを馳せ、ライン川下りやライン川沿いDB(ドイツ国鉄)ローカル線の旅も考えていました。
しかーし、ダンナの仕事の都合で、予定の日程はどうしても行けなくなったんです。が〜ん。
特典航空券 2回目の発券(エコノミークラス)
仕方なく延期する事になり、特典航空券をそのまま日程変更しようとしたのですが、なかなかミュンヘンOUTに空きが出ない。あったと思っても、夫婦共々それなりに仕事があって日程が合わない。
ANAプラチナデスクのお姉さんに何度か電話するも、フランクフルトIN-ミュンヘンOUTのままでの日程変更は困難を極めました。
特典航空券は向こう1年までは日程変更可能。ただしIN-OUTの空港は変更不可。もう1件追加で特典航空券を取れるほどのマイルは残ってないので、仕方なくキャンセル手数料として1人3,000マイル払って一度払い戻ししてもらい、あらためて特典航空券を取ることにしました。
希望はミュンヘンIN-ブリュッセルOUT。ミュンヘンからブリュッセルまでジャーマンレイルパスを使ってドイツ国内を縦断、最後に美食の街ブリュッセルでムール貝を食べ、チョコレートを買って帰国です。
7月夏休みに入ってしまう日程になるせいか、希望日程での航空券がなかなか取れず、プラチナデスクのお姉さんに“近く”の空港で空席を探してもらった結果、ミュンヘンIN-パリOUTになりました。パリが近いか?という気はしますが…。
必要マイル数は11万5,000マイル、サーチャージ等手数料は約47,000円
ドイツに入って、延々とドイツ国内を列車で移動し、さらにブリュッセルーパリと移動しての帰国。結構な移動距離です。
が、ジャーマンレイルパスはブリュッセルまで有効だから、ブリュッセル-パリ間だけタリスを追加で手配することにして、決断。
ダンナは、ミュンヘンで白ビール、フランクフルトでもビール、ケルンでケルシュビール、これにさらに、ブリュッセルでベルギービールと、ビール三昧の行程に既に上機嫌。
私は、というと、当初全く考えてなかったパリ訪問が最後に入り、ちょっとウキウキ。ドイツよりパリに思いが膨らんでしまい、パリで何しようと考える日々でした。
だが、しかーし!またもやダメになってしまったのです(涙)
今度は私の仕事が入りどうしても行けなくなってしまいました。それも出発2週間前に。
特典航空券 3回目の発券(ビジネスクラス)
もういい加減どうよ、って感じですが、こうなったら何としても行くぞ!ということで、数日延期することにし、再び特典航空券の空席探しをしました。でもさすがに出発2週間前ではIN-OUTそのままでの確保は厳しい。
と、ふとビジネスクラスを見ると、空いていて取れるじゃないですか!
これはもう行くしかない!マイラーデビューの目標だった念願のビジネスクラスで欧州旅行!!マイルも何とか足りるし。
ということで、またもやキャンセル手数料として1人3,000マイル払い、あらためてビジネスクラスの特典航空券を予約しました。それも出発日2週間前に。
必要マイル数は19万マイル、サーチャージ等手数料は約79,000円(高っ!)。
この頃には、当初のドイツ縦断列車の旅への熱意はかなり覚めてしまい、ミュンヘンIN-パリOUT、ミュンヘン-パリ間はルフトハンザでの移動にしてしまいました。
行きは直行便が取れず、乗り継ぎですが。要するに、ダンナ仕様の「鉄道縦断ドイツビールの旅」から、半分私仕様の「飛行機移動パリの旅」になったという事です。
特典航空券 4回目の発券(ビジネスクラス)
無事希望日程の特典航空券も確保でき、安心して1週間の旅行日程を詰めていた私。ただ、ちょっと気になるのはサーチャージ等手数料の高さ。乗り継ぎで空港利用が増えると、空港ごとに手数料が嵩ましされて高くなるんですよね。マイルで行くのに現金支出が多いのが気になります。
出発10日前、ふとANAのホームページを見ていると、空いていたんです、ミュンヘン直行便。試算すると、行きを直行便に変えると手数料が65,000円くらいに減る見込み。おまけに直行便の方が出発が遅くて到着が早くてラク。
特典航空券はギリギリになるとキャンセルがちょこちょこ入るのか、空き状況は日々刻々と変わりますが、希望日程のミュンヘンIN、パリOUT、ブリュッセルOUT、ロンドンOUTも空いている。直行便でもほぼ選び放題。ブリュッセルでムール貝もいいよなぁ…。
なんと、この私、出発10日前になって、1人3,000マイル払ってまたまた特典航空券を取り直してしまいました。ミュンヘンIN-ブリュッセルOUT。間にミュンヘン-パリ移動を挟み、すべてビジネスクラスでの発券です。
必要マイル数は19万マイル、サーチャージ等手数料は約65,000円(まあまあ)
なんというか、もうマイルに対する感覚がマヒしてしまってたんですよね。
キャンセル手数料
結局、今回の特典航空券でのヨーロッパ旅行で、キャンセル手数料として、なんと、3,000マイル×3回×2人=18,000マイルも払ってしまいました。アホですよね。
ま、それでもビジネスクラスで欧州往復すると2人で最低でも100万円以上かかることを思えば、まあいいかなと。
それに、出発10日前に自由に海外旅行の旅程変更ができるなんて、特典航空券だからこそ。キャンセル手数料1人3,000マイルなんて安いもんです。
こんなこと言えるのも、昨年秋から空陸両性マイラーとしてせっせと大量マイルを貯め始めたからこそ。ありがたいことです。
念願のビジネスクラス
さて、念願のビジネスクラスはというと・・・。
いや〜広い広い。
ビジネスクラス、本当に良かったです。飛行機移動のイメージが変わりました。全く疲れないんです。というか、帰りの便では機内にぐっすり寝て休めるので、疲れが取れるんです。フルフラットは偉大です。
夫婦での旅行なので、席の指定は悩みました。結果、結構良かったなと。
数ヶ月前にプラチナスティタスを体験するために、欧州旅行をして、プレミアムエコノミーを体験し、もうエコノミーには戻れない!と思ったのですが、今回は、プレエコにすら戻れないかも…と思ってしまいました。いかんいかん。
以上。
ビジネスクラス欧州旅行記はのんびり綴って行きたいと思います。
夫婦2人で19万マイルなんてどうやって貯めるのよ!?と思われた方は、是非これをご一読くださいませ。世界が広がりますよ。