2016年秋にマイラーデビューした私。目標だったANAビジネスクラス特典航空券で欧州旅行が早くも実現。
ドイツ・フランス・ベルギーを巡る5泊7日の旅行に行ってきました。
まずは1日目 羽田〜ミュンヘン。
ドタバタの出発
前日夜中(当日未明)まで仕事だった私。当然荷造りも全然やってなくて、未明に帰宅してから荷造りをしたので眠い。
今回搭乗する羽田-ミュンヘン便は12時30分発。朝寝坊ぎみだったので、羽田空港国際線ターミナル到着は10時45分頃。
まずは荷物を預けます。もちろんビジネスクラス用チェックインカウンターは全く待ち無し。それからwifiを借り、ちょっと忘れ物があったのでお買い物。その後保安検査を抜けます。もちろん赤じゅうたんのプレミアムメンバー専用ゲートは全く待ち無し。あれよあれよと言う間に出国です。
出国後エリアのANAラウンジに直行し、時計を見ると11時15分。空港到着から30分かかりません。出国前に買い物までしているのに、本当にあっという間です。プレミアムメンバーのメリットは、長時間並ばなくていいので時間が読めるということですよね。
ANAラウンジでの食事は控えめに。ビジネスクラスでの機内食を楽しまないとね。
ダンナは早くもビール。私も朝が疎かだったのでつい少しカレーを…。
さあ、そろそろ搭乗時間。
ふと気付くと、家を出る時のあまりの猛暑でうっかりポロシャツ1枚で家を出てきたダンナ。おいおい、それで機内で12時間過ごすの?と思っていたら、「肌寒くなってきた」とか言い出したのです。ミュンヘンは夏でも肌寒い日が多いと言ってあったのに、アホです。
念のため到着地ミュンヘンの気温をチェックすると、最高気温16度。ひえー。
当然の如く、手荷物に上着は入れてこなかったと言うし、着替え等の衣類は全部スーツケースの中。時間も無いので慌ててラウンジを出て、ユニクロ(免税店)に走りました。半袖下着と長袖Tシャツを買い込み、トイレで着込んで時計を見ると既に出発10分前!!
搭乗口に急ぐと既にエコノミークラスの搭乗も残りわずかになっていました。
私たちが搭乗した時には、既にビジネスクラス方面のボーディングブリッジは外され収納作業中で、エコノミークラス方面のボーディングブリッジだけになっていました。ビジネスとエコノミーの運命の分かれ道体験ができませんでした。残念。
スタッガードシートの座席は?
今回の羽田〜ミュンヘンの搭乗便はボーイング787-9。
ANAビジネスクラスのスタッガードシートは隣席とのパーテーションがあり、パーソナルスペースとしては秀逸なのですが、夫婦などで利用する時はどの席にするか悩みます。ANAホームページでは、一般的には通路を挟んだ斜めの席がおすすめされています。並びで席を押さえようとしたら斜めをおすすめするメッセージが出たりします。でも通路を挟むとかなり距離があるような気がします。
機材によってはパーテーションが稼働式(下図の黒枠)となっている席があり、そこを押さえられるとベストです。しかしながら今回は、10日前に特典航空券の発券をしたので、当然ながら既に席は埋まってました。ということで、今回は真ん中の最前列の並び2席を押さえることにしました。2Eと2G(赤枠)です。間にはパーテーションがあるのは分かってはいるのですが、身を乗り出せばコミュニケーションは取れるかなと思い、決めました。
さて、搭乗して席を見ると、こんな感じです。パーテーションはあるものの、まあ身を乗り出せばなんとかなるかな、という感じです。
実際座ってみると、可動式のシートを前に出すと、首を伸ばせば普通に話はできますし、立ち上がる事無くモノのやり取りもできます。隣という安心感のあるので、通路を挟んだ斜めの席よりは断然並びの方が良いのではないかと思いました。
それにしても広い。離陸前に既に靴を脱いで寛いでしまってます(笑)
足を伸ばして座っても、全然前に届きません。
モニターの下はオットマンになっていて、シートを倒してフルフラットにしたときはベッドの一部になります。起きている時には、使わないベットパットやコンフォーター(布団)を収納していたのですが、足を伸ばしても全然邪魔にならない。というか届かない。
靴や機内持ち込みのバッグなどはオットマンの下に収納です。
いやはや「ANA BUSINESS STAGGERED」すごいです。
ビジネスクラスの機内サービス(1回目の食事)
離陸して水平飛行に入り、しばらくすると機内食のメニューブックが配られます。
広いテーブルが出され、真っ白いテーブルクロスが敷かれます。ビジネスクラスだな〜。和食と洋食どちらにしようかな。
メニューブックにはお酒のメニューも豊富にあります。
ワイン、シャンパン、日本酒、焼酎、etc...。
飲み物はどれにするか聞かれますが、私は完全な下戸なので楽しめません。
飲める方にはCAさんがボトルを持って丁寧にサービスされています。いいなあ。。下戸も満足できるドリンクメニューを揃えてほしいです。プンプン。仕方ないのでペリエで我慢。ダンナは日本酒をオーダーしている。へー珍しい。
ペリエごときにも、レモンの輪切りが入っているのはさすがです。
さあ、食事のサービスが始まります。
アミューズ
パプリカ風味のチーズスティック、チキンときのこのパテ、2種のオリーブとチーズ ハーブオイルとともに
ワインがいただきたくなる味です(下戸のくせに)。美味しいです。アミューズは和食洋食ともにコレです。
で、私は和食を選びました。銀座奥田コラボです。
1週間のヨーロッパ旅行なので、機内食は和食だろう!ということで。
なんとダンナも和食にしてしまったので洋食の画像無しです。すみません。
先附 お造り 小鉢
先附は、 夏野菜のゼリー寄せ。涼しげですね。お造りは、小鯛笹漬け、羽太、煽り烏賊。小鉢は、牛時雨煮と冬瓜。
なんと!機内でお造りをいただけるなんて、びっくりです。ちゃんと美味しいです。夏野菜のゼリー寄せもなかなか。ダンナは日本酒がすすむと上機嫌です。牛時雨煮だけは冷たくて脂が固まっていてちょっと…という感じでした。
主菜 御飯
主菜は、伊佐木胡麻塩焼き。茗荷や芋などが添えられています。御飯は、枝豆もろこし御飯と味噌汁、香の物。
主菜はもちろん、ご飯もお味噌汁も熱々。ちゃんとしたご飯です。さすがに焼き魚は温め直した感がありましたが、高度1万メートル以上の機内でこんな食事ができること自体がすごいことだと思います。全部完食です。
デザート
デザートは選べます。ANAオリジナルデザート又はピエール・エルメ・パリとのコラボ。
ワゴンサービスに目移りしましたが、ピエール・エルメ・パリコラボを選びました。やっぱりコラボは気になりますよね。
ダンナはANAオリジナルシフォンケーキ。
シフォンケーキも美味しそう。チーズやフルーツも選べます。
ちなみに、ダンナの向こうにチラッと見えている欧米系ビジネスマン風の男性は、和食でも洋食でもなく、いきなり一風堂ラーメンをすすってました。それもありなんだ…。
さらに、ダンナの斜め前の大学教授風の日本人は、ずっとパソコンで仕事をしていて1食目の食事は取っている様子が見えませんでした。それもありなんだ…。
かたや、私側の通路を挟んだ隣、これまた欧米系ビジネスマン風の男性は、和食だけで足りないのか、さらにパンをもらってずっと食べてました。それもありなんだ…。
旅慣れた(?)方達のビジネスクラス機内での過ごし方の多様性にびっくりです。
これで1回目の食事は終了。最後にコーヒーとチョコレートです。
その後の機内サービス
ゆっくりと1回目の食事を終えた後、しばらくして消灯です。
欧州便のビジネスクラスでは、1回目の食事の後は、いつでもメニューブックから食事や飲み物、デザートなどを注文することができます。
ミュンヘン到着は現地時間17時20分(日本時間24時20分)。寝不足気味なので、とりあえず一旦睡眠です。飛行時間は約12時間。結構長いです。
今回の私の12時間は次のとおりでした。(時間は日本時間)
12:30 搭乗
13:15 メニューブックで食事を選ぶ
13:45 1回目の食事開始
15:30 1回目の食事終了
16:15 消灯・睡眠(フルフラットなので超快適睡眠)
19:15 目が覚めたので持ち込んだパソコンで仕事。妙にはかどる。
19:30 ハーブティーを注文。小菓子すすめられたのでいただく。
20:30 小腹が空き、一風堂 コク極まる味噌「大地」ラーメン注文
★2食目は味噌ラーメン。
お盆でのサービス。暗い中でいただきます。野菜などの具はフリーズドライを戻した感じですが、麺が生麺(多分冷凍生麺を解凍したもの)なのでかなり旨かったです。あっという間に完食。
20:45 なぜか妙にはかどるので、再び仕事。
21:00「お仕事お疲れさまです。お飲物いかがですか?」とCAさん。
では、と、カフェインレスコーヒーをいただく。
22:00 到着が近づき、CAさんが起きている乗客に到着前の食事を聞いて回ります。
少し前にラーメンをいただいたばかりなのに、ついオーダー。
22:15 到着前の軽食
★3食目は和食(軽食)
到着前の軽食は、テーブルクロスを敷いてドリンクサービスから。写真を撮って、軽くつまんて残そうと思っていたのに、熱々で美味しくてつい完食。
日本出発便の和食って美味しいです。
22:45 お腹がふくれて眠くなったので、フルフラットにして軽く睡眠
24:10 ミュンヘン空港着陸
ミュンヘン空港到着・搭乗の感想
予定より少し早く、現地時間17時10分、ミュンヘン空港に着陸。
フルフラットをフルに活かすほどの長時間の睡眠は取りませんでしたが、広くて快適で横になれるせいか、やはり疲れは全くと言っていいほどありません。座席自体がパーソナルスペースとして秀逸で、集中できるせいか、気になっていた仕事も妙にはかどり、充実の機内でした。
搭乗してみて、ビジネスクラスはやはりビジネスパーソンのためのものだなと実感しました。到着後すぐにビジネスに取りかかるためには、エコノミーに搭乗していては無理ですね。ウチの会社のボスが海外出張でも異常に元気な理由が分かりました。
今回、ビジネスクラスは満席で、どうも、ANAツアーの方が多く搭乗されていたようです。後ろに年配のご夫婦連れ(っぽい方)がたくさん搭乗しているとは思っていたのですが、空港にANAツアーのボードを持った係員の方が待ち受けていました。ビジネスクラス利用のANAツアーなんてリッチですよね。
ボーディングブリッジを抜けて、さあ、ミュンヘン空港です。周りにルフトハンザの飛行機がたくさん見えます。
プラチナステイタス体験のための欧州旅行から5が月ぶりのミュンヘン空港。こんなに早く再来訪できるとは思ってなかったです。前回と同じ(多分)なのでガシガシ進みます。
入国審査を経て、さあドイツ入国。やっぱり涼しい。てか寒いかも。
ミュンヘン空港からは、Sバーンでミュンヘン市内に向かいます。
自販機で買ったSバーンの切符。5ヶ月しか経ってないのに既に懐かしい。
Sバーンで到着したミュンヘン中心部には、なんとダウンジャケットやコートを着た方がたくさん。どうもここ数日、えらく寒かったそうです。一応ネットで気候チェックはしていたので、スーツケースに防寒具は入れてきました。
ビジネスクラスでの移動だったので、全く疲れはありません。ホテルチェックイン後は、さあ、元気にビールとソーセージに出発です!!
私がANAビジネスクラスでヨーロッパ旅行ができるのは、昨年秋にマイラーデビューし、空陸両性マイラー活動で大量マイルを貯めているおかげです。
少しの勉強と少しの手間。マイラーデビューして良かったです。
ANAビジネスクラスでヨーロッパ旅行。のんびり綴っていきます。
到着1日目、早速街に出かけます。