ANAビジネスクラスに乗っての初めてのヨーロッパ旅行。
悩みに悩んだビジネスクラスでの夫婦の座席指定について綴ってみます。
2016年秋に空陸両性マイラーデビューした初心者マイラーの私。
マイルをためてANAビジネスクラスで夫婦でヨーロッパ旅行に行くという目標が、マイラーデビュー1年も経たずに早くも実現してしまいました。
マイルで特典航空券を発券するにあたり、すごく悩んだのがANA BUSINESS STAGGEREDのシートの指定。
私の例を綴ってみます。
ANA BUSINESS STAGGERED 夫婦の場合、席はどこを選ぶ?
ANA欧州線のビジネスクラスのシートは、フルフラットシートを互い違いに配置した、スタッガードシート配列。
隣席との間にはパーテーションがあり、パーソナルスペースとしては秀逸なのですが、夫婦やカップルなど2人で利用する時は、どの席を確保するか悩みます。
ANAホームページでは、一般的には通路を挟んだ斜めの席がおすすめされています。並びで席を押さえようとしたら斜めをおすすめするメッセージが出たりします。でも通路を挟むとかなり距離があり、声をかけたりする程度ならまだしも、会話までは憚られるように思います。一部機材には稼働式パーテーションのペア席があるようですが、基本的にはビジネスマンの単独出張仕様。
12時間の飛行時間の間、ずっと会話をしている訳ではないのですが、2人で搭乗するとなると結構悩みます。割り切って1人の時間を楽しむのもありなのでしょうけど…。
往路 羽田ーミュンヘンは最前列並び席
今回の往路は12:30発、羽田ーミュンヘンの昼便。機材はボーイング787-9。
今回の機材はパーテーションが稼働式(下図の黒枠)となっているペア席があり、そこを確保できるとベストです。しかしながら今回は出発10日前に特典航空券の予約発券をしたので、当然ながら既に席は埋まってました。
となると、席はすごく悩みました。斜めで確保するか、前後で確保するか、などなど。特典航空券の手配は、ANAプラチナデスクのお姉さんと相談して発券したのですが、その際、ごく普通に「真ん中最前列の並び2席を押さえますね♪」と言われました。
なので素直にそのまま従う事にしました。
2Eと2G(図の赤枠)です。間にはパーテーションがあるのは分かってはいるのですが、身を乗り出せばコミュニケーションは取れるかなと思い、決めました。
さて、搭乗して席を見ると、こんな感じです。パーテーションはあるものの、完全に閉じられている訳ではなく行き来もできるので、まあ身を乗り出せば会話もできるかな、という感じです。
実際座ってみると、可動式のシートを前の方に出せば、普通に話はできますし、立ち上がる事無くモノのやり取りもできます。隣という安心感があるので、通路を挟んだ斜めの席よりは断然並びの方が良いのではないかと思いました。
さらに最前列ということで、テーブルのような台が前方にもあり、夫婦で共有して物を置いておいたりできるので、これが結構良かったです。
私が座った2Eの席。足を伸ばすとこんな感じです。右側前方にテーブルのような台があり、ガイドブックなど、機内で2人共が読む本をここに置いたりしていました。
ANAのサイトでチラっと見ていた時には、ほぼ満席に見えたシートマップ。ぎりぎりの予約にもかかわらず、最前列、それも並びで空いていたとは不思議です。
もしかしたら、最前列は、プラチナやダイヤモンドメンバー向けに直前までブロックされているんでしょうか。私は今年はプラチナなので取れたのかしら?
実際、搭乗したみると、1、2列目の窓際に座っていた方は相当の顧客のように見えました。旅慣れた感じの外国人ビジネスマン風の方達と、機内でずっと仕事していた大学教授って感じの日本人。
ちなみにビジネスクラスの後ろの方は、ツアーっぽい熟年夫婦がほとんどといった感じでした。
復路 ブリュッセルー成田は前後で確保
今回の復路は現地時間21:10発のブリュッセルー成田の夜便。ボーイング787-8。機材はちょっと小さめで、パーテーションが稼働式となっているペア席はありません。
また悩みます。ANAがすすめる斜め配置か、行きと同じ並び配置か、はたまた前後か。
真ん中の2席(DとG)にすると完全に間はパーテーションで閉じられており、行き来はできません。パーテーションに隙間も無く、コミュニケーションを取るには、立ち上がるか首を伸ばすかになりそうです。パーソナルスペースのテーブル(紫部分)も前後に長いのですが幅が半分程度と狭い。その代わりに前後のスペースは広いようですが、今ひとつ。
斜めの2席(CとDなど)にすれば、お互いの様子は分かりますが、会話は大きな声を出さざるを得ません、多分。また、通路を人が通るたびに落ち着かない感じで今ひとつ。
いろいろ考えたのですが、復路は夜便ですし、ほとんど寝るだけということを前提に、窓際を前後で確保する事にし、4Hと5K(図の黒枠)を押さえました。
さて搭乗して席を見ると、こんな感じです。私の座った5Kの席です。ビジネスクラスの前方ゾーンの一番後ろ、5列目の窓際です。
爆睡するにはぴったりの閉ざされたパーソナル空間です。閉所恐怖症でなければ超快適です。さあ寝るぞ!という席ですね。
座って足を伸ばすとこんな感じ。秘密基地好きにはたまらない閉所感です。
通路側にある大きなテーブルにウエルカムドリンク。もちろん通路側にあるテーブルの横にはパーテーションがあり、他からの視線は遮られています。通路を人が通ってもほとんど気になりません。さらに後ろにも席が無い超パーソナルスペースです。女性のお一人様には超おすすめです。
前はこんな感じです。手を上に伸ばして写真を撮っています。
斜め前はダンナの4H。頭がちょっとだけ見えます。通路側に座席、窓際にテーブルがある席です。
コミュニケーションには後ろの私が立ち上がって覗き込む感じになりますが、寝るだけなので特段問題ありません。
今回の復路は夜便なので、ほぼ寝るだけです。なので、前後の席でも全く問題ありませんでした。 というか、気を使わずに好きに寝たり起きたりできるのでかえってその方が良かったように思います。機内でしっかり寝る事ができ、1週間の旅行の疲れが移動中に取れたような気すらします。
次の機会があれば
今回の往路の機材787-9(215席)。最前列真ん中並び2席が結構良かったので、次に同じ機材に搭乗するとしても、昼便でも夜便でもできれば今回と同じ席を確保したいと思います。
一方で、カップルや2人連れにとっては、今回の復路の機材787-8(169席)のビジネスクラスの配置はちょっと微妙です。夜便ならば、窓際の前後の座席で問題ないと思うのですが、昼便の場合はどこを選んでも微妙。すんません、贅沢で。
せっかくのビジネスクラス。2人連れの時は、できるならば787-8の昼便は避けるのが一番かもしれませんね。
以上が今回のANAビジネスクラス欧州旅行の座席でした。
贅沢を知ってしまったら戻れないかも…と心配な今日この頃です。
こんな贅沢を言えるのも、昨年秋から始めた空陸両性マイラー活動で大量マイルを貯めているおかげです。
マイルでANAビジネスクラス夫婦で欧州旅行ができる理由
マイルを貯めて海外旅行に行けるのは、海外を飛び回るビジネスマンか金持ちのセレブだけだと思っていませんか?
私はごく普通の会社員です。飛行機での国内出張はそこそこあります。でも出張マイルだけでは、とても国際線ビジネスクラスに夫婦で乗れるほどのマイルは貯まりません。
実は、飛行機にほとんど乗らなくても、大量にANAマイルを貯める方法があるのです。
その方法の一つが、ポイントサイトに登録してポイントを稼ぎ、稼いだポイントをANAマイルに交換するという方法。年間20万マイルを貯めることも夢ではありません。
私もこの方法で昨年秋からマイルを貯めだして、この夏、19万マイルを使い夫婦でビジネスクラスでヨーロッパ旅行を実現しました。
飛行機に乗る以外でもマイルをしっかり貯められて、ビジネスクラスでヨーロッパ旅行ができる。ありがたいことです。
初めてのANAビジネスクラス特典航空券でのヨーロッパ旅行。のんびり綴っていきます。